KAWAGUCHI LAB NOTE

ゴルフボール名入れ印刷

今回はゴルフボールにワンポイント名入れするお仕事です。

こんなに多くのゴルフボールを目にするは初めてです。

どうすれば一番多く見えるのか?試行錯誤しながら撮影してみました。

なんでもこのメーカーのこのボールは「最高最強」だそうで。

商品を見かけたスタッフから印刷ヤレが出たら欲しい!お金出してもいい!とか言われてしまいました。

なんとしてもロストゼロで印刷(201個)を終えたいです。

開封すると3個入りのBOXが4箱入っていて12個入りです。

BOXを傷付けないよう丁寧に開封していきます。

私はスケールを使いフラップを内蓋の上まで浮かせ開封させています。

若い頃に先輩がやっているのを真似て今でも活用しています。

綺麗に開封できました。

これだけのボールが並ぶと爽快ですね。

やはり少し角度に変化をつけて撮影してみたくなります。

※写真撮影技術研究中です。

さて、こちらが今回使用する治具です。

Epilog Laser Fusion MakerでA3サイズのアクリル厚さ3mmを加工し制作しました。

6個×4列で1度に24個まとめて印刷します。

ボールを浮かせ固定するために9mm浮かせてあります。

もっと多くのボールをまとめて印刷できるのですが、

失敗するとまとめてロストすることになるため、数は控えめにしてります。

しかしこの後悲劇が、24個まとめて〇〇が発生してしまいました。

ボールを置いてみました。綺麗に並んでいます。

※印刷前なのでボールの向きはランダム。

ボールを24個並べてみましたが、治具に問題はありませんでした。

治具をプリンタに固定するため、テーブルに紙を乗せアタリを印刷し位置合わせを行います。

次に治具とボール印刷面を確認するためアタリを印刷していきます。

内径は治具のアタリ、外径はボールの大きさです。円のセンターに名入れを行います。

この時クリアファイルを使用することで、ズレのない位置合わせが可能となります。

いよいよ本番印刷にとりかかります。

球体(XYZ軸)ズレなく印刷するには、時間をかけて並べるしかありません。

多方向から目視確認し違和感を感じたら?その部分にズレがあります。

球体にズレなく印刷するには、時間をかけて並べるしかありません。

多方向から目視確認し違和感を感じたら?その部分にズレがあります。

上から左右から手前から奥からほぼ全方向から確認しセットします。

もちろん全集中です。

私は指が太いのでもう少しボールとボールの間隔を長く取るべきでした。

ちなみに海外のYouTubeでゴルフボールへのUV印刷の動画があります。

あらかじめ治具にボールをセットしてからプリンタにセットしはめ込んでいました。

川口ラボのテーブルにはアタリを取るL型のルーラーがまだありません。

そのためテープで固定してから24個配置しています。

テスト印刷が終了したのでボールを24個セットし印刷を開始します。

別角度の印刷動画です。

印刷はとても早くアイドリングの時間が長く感じるほどです。

24個×8回+αの印刷で作業が終了しました。

箱に戻して梱包作業も終了しました。いつでも発送できます。

今回の名入れ作業、結果として24個の印刷ヤレを出してしまいました。

マスキングし4隅でテスト印刷を行いました。試作と同じ工程で問題なかったのに。。。

マスキングテープの分?ピントが甘く印刷がボヤけており、

1回目の印刷分24個ほとんどがとても出荷できるような印刷状態ではありませんでした。

その後、1個ずつ印刷確認し、2⇒4⇒8⇒24個と増やして印刷を行いました。

 

<本日学んだこと>

テスト印刷で問題なくても、本番印刷はまず1個から。